とまとのゲイSM小説 (とまと)
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先輩の首輪を握った日 #0-3






価格
180円(税込)+ サービス利用手数料(8%)
商品について
グラウンドで待ち受けていた無慈悲な「制裁」へのカウントダウンが始まる。
蹂躙される太陽を前に、冷徹な影の奥底で仄暗い支配欲が産声を上げる――。
【作品スペック】
・形式:PDFファイル(白背景、黒文字)
・総文字数:約6,200文字
・登場するキャラクターは全員18歳以上(高校生を除く)です。
【試し読み】*約1,000字
初夏の強い日差しが、白線で区切られたグラウンドの土を容赦なく照りつけていた。
砂埃の匂いと、メガホンを打ち鳴らす無数の歓声。学園の一大行事である体育祭の空気は、午後を回ったところで最高潮の熱気を帯びている。クラス対抗の球技種目――その花形であるサッカーで、俺と隼人のクラスは快進撃を続けていた。
学年別のトーナメントを勝ち上がり、気づけば一年生の頂点に立っていた。そして大会のクライマックスとして用意されていたのが、学年ごとの優勝クラス同士が激突する、学園ナンバーワンを決める代表決定戦だった。
グラウンドの脇、ベンチ裏のわずかな日陰で、俺はシューズの紐を結び直していた。すぐ隣では、隼人が汗で濡れた前髪を無造作にかき上げ、冷たいスポーツドリンクを一気に喉へ流し込んでいる。その横顔には疲労の色など微塵もなく、ただ強敵を前にした大型犬のような、剥き出しの高揚感が滲み出ていた。
『次は2年優勝チームとか。学園内1位めざしてこーな』
喉を鳴らして笑う隼人に、俺は口角をわずかに持ち上げ、視線を上げた。
「相手、誰のクラスか分かって言ってんのかよ」
俺の視線の先――対戦相手のベンチ前に陣取っているのは、2年生の優勝クラス。そしてその中心に仁王立ちしているのが、大和先輩だった。
本来、体育祭の球技大会なんてものは、クラス全員が楽しめるように経験者を他の種目に散らすのが暗黙のルールだ。うちのクラスだって、サッカークラブのメンバーは俺と隼人の2人だけ。同じクラブの残り3人はバスケやバレーに回っていた。
だが、あの先輩たちのクラスはまるで違った。サッカーにはサッカークラブ、バスケにはバスケクラブの主力を惜しみなく突っ込み、力で学園内をねじ伏せにくるような、大人気ないまでのガチ編成。
体格の差も圧倒的だった。骨格も筋肉もすでに出来上がりつつある上級生たちが、約半分を学園サッカークラブのレギュラー陣で固めている。その筆頭が、クラブの副キャプテンを務める大和先輩だった。
長身から放たれる堂々たる風格と、上級生としての揺るぎないプライド。グラウンドの向こうから放たれる大和先輩の眼差しは、ただの体育祭の余興とは思えないほど真剣で、静かな熱を帯びていた。相手が下級生だろうと一切の手加減をせず、全力で叩き潰しにくるという、この人らしい真っ直ぐで容赦のない厳しさだ。
ふと周りを見渡せば、俺と隼人以外のクラスメイトたちは、早くもその威圧感に完全に呑まれていた。唇を噛みしめて青ざめ、視線を合わせまいと俯く連中。ベンチには巨大な壁を前にしたような重苦しい空気が漂っていた。
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