夏目縮小亭 (夏目なつめ)

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夏目縮小亭 (夏目なつめ)の投稿

夏目縮小亭 (夏目なつめ)の#シュリンカーに関する投稿一覧です。「サッフォーの右の手の上で」「次はキミが、ドキドキする番(5)」など、42件の記事が投稿されています。

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サッフォーの右の手の上で

 §  中庭の大イチョウの下で時間を潰していた折、紗耶香(さやか)と詩葉(うたは)は俺に気付いたのだった。  ゴールデンウィーク明けのキャンパス、人もまばらになった頃合いで、二人...
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次はキミが、ドキドキする番(5)

§ 「暑くなったら、高原とか行きたいね」  散歩の道すがら、瑠菜が石ころを蹴りながら言う。  季節が変わる、もやもやとした雲を背にしてのことだった。 「高原?」 「うん。実はもう、...
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共犯トロイメライ

§  一つだけ。  一つだけ僥倖だったのは、発作時にみらいさんがいたことだった。  不幸続きの日々の中で、それは何よりの光であり、災いを補ってあまりある幸福とさえ言えただろう。  少...
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伊落マリーも今だけは

§  存外仕事が早く終わり、次の予定まで働くべきかサボるべきか、決めかねたままぷらぷらと学内を歩いていた。考え事を誘う景色のせいか、由無しごとを考えつつ決断はしない。おそらく最初から野暮用に手...
12

【無料再公開】淫蕩の令嬢(上)

§  僕らは互いに手をつないで、小さな体を寄せ合って、広い世界を前に立ち尽くしていた。赤毛の僕と、黒髪の少女。10歳にも満たない僕らはまだまだ〇〇で、自分が何でどこに行くかも知らなかったんだ。...
9

湯けむりの奥に

§  蒸気、反響、轟く水音。  湯気の奥から、女性の声が響いてくる。  或いは水しぶき、湯を掻く音に、重い足音。  噪音に包まれながら、僕は小さく待ち続ける。  そうすれば、足音が...
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大きなアリスと、小さなアリス(下)

大きなアリスと、小さなアリス(下)

§  私は、それ以来。  愛でられ。  圧倒され。  エッチされ。  愛でられた。  狂わされた。  〇〇れた。  壊されて、導かれて、堕とされる。シて、サレて、サセられて。...
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〇〇お姉ちゃんにおかえりなさい

§  駅へ往く道中、美香の姿がふと目についた。  学期末、わらわらと群れなす女子〇〇に混じり、大荷物。周囲の〇〇より頭ひとつ抜けたベージュの髪。発育の良い小学生となれば、俺はすぐにそれが...
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甘雨さんは気づかない

甘雨さんは気づかない

§  仙居へ続く道は急峻だった。  或いは、“峻厳”というべきかもしれない。  切り立った山々は、神が岩を縦に置いたように垂直的。とぎれとぎれの道も、通ることを念頭に置いたか訝しい...
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貴族ドS〇〇は、魔性を孕んで甘く甘く

貴族ドS〇〇は、魔性を孕んで甘く甘く

§  放蕩息子は帰還せず、じき親父も帰らぬ人となった。  馬鹿げた話だ。  結局、後には何も残らなかったのだから。  だって、実際そうだろう。資産家が死に、遺産はごく潰しが蕩尽した。...
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上位種姉妹の愛されペット(再掲無料公開)

§  友好的な上位種のもとに、半年間。  そう決めたのは自分のため、キャリアのためなはずだった。  世界の裏側に隠れていた、聡明な妖精たちが姿を現し、まだ日は浅い。今滞在すれば、貴重な経験...
14

幸せなりし人の街(再掲無料公開)

§  美しい、あまりに美しい少女が微笑んでいた。  亜麻色の髪はほろほろと、白い頬は朱を差して、現実離れした美少女の顔。  慈愛の表情は絵画のごとく、けれど、たしかにそこにいる、その感覚だ...
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巨乳〇〇に果ててイくまで

「……あの、この薬じゃ戻らないん、です、よね?」  処方箋を受け取りながらの、いつもの問答。  俺の無駄な言葉に、女医も笑う。 「無理ですね。進行は止められても、根本的な治療には至りません...
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慈愛ギャルは容赦がないほど小人が好き

慈愛ギャルは容赦がないほど小人が好き

§  突如僕を吹き飛ばしたのは、真っ黒な靴底だった。  4倍もの大きさの少女、それが僕を軽く蹴り飛ばしたのだ。 「ちょっと、邪魔」 「ぎゃっ!?」  鈍い悲鳴、跳ね飛ぶ矮躯。備...
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逆転フェアリーテイル

§  パーティーメンバーとはぐれて既に数刻、曙光は天頂にのぼり、俺にも焦りの色が見え始めたころだった。 「おーい!! リロだ!! ミローヌ! アンナ! フィーナでもいい! 誰かいないか!...
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「サイズフェチ百景 1/1000サイズ×unaware」

§  空漠たる空間を前に、俺は途方に暮れていた。  無限に続く平面に立ち、あたりにはなにもない。  どこだここは。 「ドッキリか? 連れ去り? いや、でも……」  サークルルー...
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それは落日

§  粗方荷物を運び終えた時、綾は麦茶を持って戸口に現れた。 「休憩にしようよ。引っ越し、終わったでしょ?」  ね、と促しながら、綾はちょこんと机の前に座り込んだ。〇〇のような体は、座ると...
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オイフォリー

“たまり”に行くと、既にサークルメンバーは勢ぞろいだった。 「あ、やっと来た」  ご歓談中だったらしく机の上には菓子の山。それを囲む女子が3人。銘々、もぐもぐ口を動かしながら銘々こちらを振り返...
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森の奥に花は開いて

§  妖精の森には精気が横溢し、もうその充満を抑え切れないようだった。鬱蒼と茂る木々に育ち過ぎたキノコ、蠢く植物。分け入れば分け入るほどその生物相は不可思議に変わっていき、もはや羽虫のように異種...
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学割縮小インモラル

§  この部屋に昼はなく、夜もなく、ただ茫洋とした宵口だけが広がっていた。  俺は眠る。裸のまま、どこまでも続くシーツの海に埋もれるように。  いつまでもこうしていたい。泥のように眠る、この時...
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