夏目縮小亭 (夏目なつめ)

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夏目縮小亭 (夏目なつめ)の投稿

夏目縮小亭 (夏目なつめ)の#giantessに関する投稿一覧です。「サッフォーの右の手の上で」「取り立て屋と占星術師と(クリスマス作品)」など、12件の記事が投稿されています。

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サッフォーの右の手の上で

 §  中庭の大イチョウの下で時間を潰していた折、紗耶香(さやか)と詩葉(うたは)は俺に気付いたのだった。  ゴールデンウィーク明けのキャンパス、人もまばらになった頃合いで、二人...
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取り立て屋と占星術師と(クリスマス作品)

§  家賃の取り立ては、気分が良いものではないけれど、仕事とあらば仕方ない。気分が良くないからこそ、しがらみのない旅人に頼むのだ。  でも、私だって人間関係と無縁なわけではない。むし...
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蜂蜜漬けと薬草酒(2)

 §  薄明(はくめい)の頃、シーツをまとった影が動く。  バイオリンのような曲線が揺れ、身をよじり、吐息をつくと。 『ん、んん…………』  ゆっくりと、深海色の瞳が開いた。...
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次はキミが、ドキドキする番(5)

§ 「暑くなったら、高原とか行きたいね」  散歩の道すがら、瑠菜が石ころを蹴りながら言う。  季節が変わる、もやもやとした雲を背にしてのことだった。 「高原?」 「うん。実はもう、...
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大きなアリスと、小さなアリス(下)

大きなアリスと、小さなアリス(下)

§  私は、それ以来。  愛でられ。  圧倒され。  エッチされ。  愛でられた。  狂わされた。  犯された。  壊されて、導かれて、堕とされる。シて、サレて、サセられて。...
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銀のつぼみと白百合の頃

銀のつぼみと白百合の頃

§  軽率だったと、自分でも思う。    何もかもスケールが違う、そんな国に行けば何か変わるだろうと、そう思ったのだ。  結果が、これ。野垂れ死に寸前の、すっかんぴん。委細は省くが、...
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巨大主従の肉欲遊戯1

§  私の身の上話から始めましょう。  まだ私が己の出自を呪っていた頃のこと、私が、イリムお嬢様のメイドとしてお仕えする前のことでございます。  流刑地の一角で生まれたこの少女は、...
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常夏のフェリス

常夏のフェリス

§ ────それで。 ────それで、どうなったんだっけ。  波打ち際で俺は、なぜ青空を仰いでいるんだ? 海藻まみれでびしょ濡れの体を横たえて、なぜ俺は呆然としている?  たしか...
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慈愛ギャルは容赦がないほど小人が好き

慈愛ギャルは容赦がないほど小人が好き

§  突如僕を吹き飛ばしたのは、真っ黒な靴底だった。  4倍もの大きさの少女、それが僕を軽く蹴り飛ばしたのだ。 「ちょっと、邪魔」 「ぎゃっ!?」  鈍い悲鳴、跳ね飛ぶ矮躯。備...
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お酒と女神と蹂躙ロンド

お酒と女神と蹂躙ロンド

§  巨女神リーベラは、情に厚い少女だった。  この地に降り立ってこの方、一度として街人の好意に報いないことがなかったのだ。 『おはようございます~♪ 今日もいい1日にしましょうね...
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森の奥に花は開いて

§  妖精の森には精気が横溢し、もうその充満を抑え切れないようだった。鬱蒼と茂る木々に育ち過ぎたキノコ、蠢く植物。分け入れば分け入るほどその生物相は不可思議に変わっていき、もはや羽虫のように異種...
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学割縮小インモラル

§  この部屋に昼はなく、夜もなく、ただ茫洋とした宵口だけが広がっていた。  俺は眠る。裸のまま、どこまでも続くシーツの海に埋もれるように。  いつまでもこうしていたい。泥のように眠る、この時...
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