夏目縮小亭 (夏目なつめ)

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夏目縮小亭 (夏目なつめ)の投稿

夏目縮小亭 (夏目なつめ)の#巨大娘に関する投稿一覧です。「秘めごとサイズフェチ(2)」「それは落日」など、47件の記事が投稿されています。

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秘めごとサイズフェチ(2)

「私、雪人さんも悪いと思うんです」  ソファに腰かけ、大和撫子が言う。 「寝てる雪人さんと戯れてたのは私ですけど」  読み聞かせをするように、ゆっくり、噛んで含ませるような声音で。 ...
41

それは落日

§  粗方荷物を運び終えた時、綾は麦茶を持って戸口に現れた。 「休憩にしようよ。引っ越し、終わったでしょ?」  ね、と促しながら、綾はちょこんと机の前に座り込んだ。〇〇のような体は、座ると...
47

オイフォリー

“たまり”に行くと、既にサークルメンバーは勢ぞろいだった。 「あ、やっと来た」  ご歓談中だったらしく机の上には菓子の山。それを囲む女子が3人。銘々、もぐもぐ口を動かしながら銘々こちらを振り返...
32

森の奥に花は開いて

§  妖精の森には精気が横溢し、もうその充満を抑え切れないようだった。鬱蒼と茂る木々に育ち過ぎたキノコ、蠢く植物。分け入れば分け入るほどその生物相は不可思議に変わっていき、もはや羽虫のように異種...
38

学割縮小インモラル

§  この部屋に昼はなく、夜もなく、ただ茫洋とした宵口だけが広がっていた。  俺は眠る。裸のまま、どこまでも続くシーツの海に埋もれるように。  いつまでもこうしていたい。泥のように眠る、この時...
35

縮小カルテ

§  白衣の天使は、ふわふわしていた。 「今日から担当になります~♪」  沙織と呼んでくださいね~と言うナースは、声音と同じゆるい笑み、淡い髪色、甘い笑み、どこか相手に安心感を与える美人。亜麻...
72

凛とした様は氷に似て

§  潜んで忍んで漁って逃げて、僕は糧を頂戴する。生きる道はそれしか知らない。僕は今日もコソ泥だ。  或いはそれも、小男の生きる宿命というもの。若い娘ならいざ知らず、ただ小さいだけの小人男子を飼...
33

鈴谷は止まることなく

§  鎮守府、廊下を走る〇〇の歓声。 「ゴーゴーゴー!!」  けたたましい声の主は佐渡であり、 「ごー」  追うのは対馬であり、 「わああああ!!?」  佐渡に肩車された、私の悲鳴だった。 ...
16

涼月に溺れて

「あの……、本当によろしいんですか?」 「……訊かないでくれ」  ソファに横になる涼月に、俺は呻くように言った。 「そうですか……」  そう言いながら、涼月はソファに身を預け、長い脚を横...
8

浜波に足跡

黄色い歓声が走り抜けた。  夕雲型の、パーティだとの由。  だが、それがなにか。 「おい」  聞いても。 「なあったら!」  答えがない。  おしゃべりに講じつつ廊下を歩く少女たち。  し...
11

上位種姉妹の愛されペット

§  友好的な上位種のもとに、半年間。  そう決めたのは自分のため、キャリアのためなはずだった。  世界の裏側に隠れていた、聡明な妖精たちが姿を現し、まだ日は浅い。今滞在すれば、貴重な経験...
30

幸せなりし人の街

§  美しい、あまりに美しい少女が微笑んでいた。  亜麻色の髪はほろほろと、白い頬は朱を差して、現実離れした美少女の顔。  慈愛の表情は絵画のごとく、けれど、たしかにそこにいる、その感覚だ...
12

村雨改二にうってつけの日

§  蠱惑に妖婉さが加わったといった感じだった。  男であるのを恨んだほどだ。でなければ、これほどまでに懊悩しなかったろう。  村雨が改二になって以来の、私の動揺といったらなかった。密...
14

圧壊都市

つまんない、と彼女は言い切った。  平野部、無窮とも見える街を指してのことだ。 「何もないわ。なんにもない。だだっ広いだけの場所よ」  山の展望台、吐き捨てるように言う紗矢に苦笑する。文字...
19

放課後の先生は

僕の学校には紳士がいる。  女の人だけれど。  紳士先生なんて呼ばれているけど、男女ともにファンが多いのは綺麗な人だからだ。サラサラ長い黒髪、キリッとスーツを着て切れ長の目。凛とハスキー...
30

僕を虫と呼ばないで

§    僕らは逢瀬を、時に森で行った。  村を抜けて深い深い森の奥、小さな影を寄り添わせるのだ。 「結構遠くまで来たね」  石を蹴りながらミンが呟く。 「丘を越えたの、初めてだ...
60

飲み込みの良い荒潮さん

§  執務室に入った時、私は落ち着きなくあたりを調べ出した。  人影がいないことを、確認せずにはいられなかったのだ。  ソファは無人。カーテンの裏には誰もいない。  滑稽なまでの行動...
9

縮める幼女

§  田舎に帰省してる時、叔母さんが言った。 「そうだ! せっかく一緒にいるんだから優と日菜一緒にお風呂入りなよ」  ポンと手を打って、僕に言う。 「えー、だって日菜女の子じゃん」 「...
25

いい子わるい子

§  あどけない声に包まれると時折、世界で私一人が大人なのだという錯覚に陥る。  それほどまでに、私の日々は〇〇の声で溢れていた。 「先生っ、出席簿持ってきました」  たとえば、こんな風...
35

夕立でいっぱい

§  出張から戻り執務室のドアを握った時、異変に気付いた。  ノブがあったかい。  そして扉を開けば、すぐさま私は短く叫んで飛び退いた。  恐ろしく大きく美しいルビー色が、ドアいっぱいに...
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