とまとのゲイSM小説 (とまと)
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先輩の首輪を握った日 #1-4







価格
100円(税込)+ サービス利用手数料(8%)
商品について
――今、この場で最も無様な秘密を抱えているのが、俺を追うこの絶対的先輩だということを、ここにいる誰も知らない。
靴箱の中の『あれ』を眼にする瞬間まで、せいぜいその高いところから、偉そうに説教を垂れていればいい。
【作品スペック】
・形式:PDFファイル(白背景、黒文字)
・総文字数:約3,700文字
・登場するキャラクターは全員18歳以上(高校生を除く)です。
・第一章はnote公開作品と同内容です。重複購入にご注意下さい。
【試し読み】*975文字*
翌朝。朝練習の開始は7時30分からだったが、俺はそれより30分も早い7時00分ちょうどに学園に到着するよう家を出た。
学園の門をくぐり、普段なら真っ先に向かう更衣室には目もくれず、静まり返った昇降口へと足を進める。この時間帯の下駄箱スペースには、まだ生徒の姿も気配もない
(確か、先輩のクラスはこの辺だったはずだ)
整然と並ぶ靴箱のネームプレートを、指先でなぞるように目で追っていく。
この列の、上段あたりか――。
(……あった)
大和先輩の名が記された扉を見つけ、俺は口元をわずかに緩めた。
念のため背後を振り返り、周囲に人影がないことを確認する。冷え切った空気を吸い込みながら、迷わずその靴箱へ手を伸ばした。
奥に収められている、履き慣らされた先輩の上履き。俺はブレザーの内ポケットから、昨夜思いついた『道具』をそっと取り出した。音を立てないよう上履きのなかへと滑り込ませる。
そして靴箱の扉を元の位置まで静かに戻し、靴箱の列を抜け、俺は一人、クラブハウスへと向かった。
グラウンド側にあるプレハブの更衣室には、当然ながらまだ鍵がかかっている。ポケットから鍵を取り出し、南京錠を外して引き戸を開けた。湿った土と制汗剤の匂いが混ざり合った、いつもの空気。
俺は自分の荷物をロッカーに放り込み、練習着へと着替えを済ませる。
時間は7時10分。
あと10分もすれば、熱心な連中や朝練の準備係の後輩たちが集まり始める頃合いだ。パイプ椅子に腰を下ろし、スマホを取り出す。
トーク画面を開くと、昨夜の「確認、お願いします……」というメッセージと、あの惨めな画像が最後に残ったままだった。
画面を見つめながら、靴箱に入れたばかりの「仕掛け」を思い浮かべる。
足を入れた瞬間、異物感とともに自分が誰かの掌の上で転がされている現実を、嫌でも思い知るはずだ。逃げ場のない学園生活の始まりを告げる、小さな挨拶代わりの罠。
遠くで、カチャリと入り口の鉄扉が開く音が聞こえた。誰かがやってきたらしい。俺は急いで一言メッセージを大和先輩に送った。
「朝の挨拶は?」
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