時計は深夜の1時を指していたがまだまだ眠るわけにはいかない。 もっともっと勉強して成績を上げないと。 「ああーダメだ！　頭がボーとして集中力がああああ！」 眠いわけじゃないんだけど、集中力が...

はあ・・・なんでこんなところに来てしまったんだ・・・。 宇宙船前方に映る、全長1000万キロの惑星。 太陽の10倍の面積を持つ、並みの恒星サイズの青い星が、僕の今日の宿になりそうだ。 人が宇宙...

うわあ・・・めっちゃ緊張する。 この僕、菅野建夫は人生で一番緊張していた。 超高層ビルの45階。 普段なら絶対に行かないような高層ビルの上層階、その控室に僕はいた。 僕は今から製薬会社大手会社、...

＜巨人の足指が現れた＞ ＜親指攻撃力2500000＞ ＜人差し指攻撃力1600000＞ ＜中指攻撃力1500000＞ ＜薬指攻撃力1200000＞ ＜小指攻撃力1000000＞ ＜あなた...

「ねえマリ。ちょっと来て」 よく晴れた昼下がり。 いつものように長い廊下を一人で掃除していた、わたしはお嬢様から声をかけられました。 こんな時間にお嬢様が？　一体なんのご用なんでしょう？ 「...

神様なんて居ない。 もし、仮に神様なんていたとしても神様はきっと理不尽な存在なのだと思う。 （第一志望受かりますように） （素敵な人と結ばれますように） （就活がうまく行きますように） そん...

タイトル 「最強能力者になるはずだったわたしがなぜか最強の農家に転生した件について」 わたしはその日、車にはねられて死んだ。 「あなたは不幸にも死んでしまいました。しかし異世界では素...

7月7日今日は七夕である。 「やったー今日は七夕よ！　一年に一度彦星様に会える日だわ！」 七夕の主役の一人。 織姫は、天の川銀河の向こうに住んでいる彦星に会うため準備に勤しんでいた。 「こ...

もうすぐ雨が降る。 なんとなくそんな予感がした。 「おいおい、マジかよ。降ってきたよ。天気予報マジであてにならんあ」 下校時間、僕の周りの同級生たちが小走りで校舎を去っていった。 「おい鈴...

異世界。 それは力が支配する弱肉強食の世界。 弱きものは滅び、強気者だけは生き残る。 強いものは弱きものを滅ぼす権利があり、死にたくなければ強くなるしかない。 それが異世界の、いや自然界のルール...

アクレス星の総理大臣は朝が早い。 「総理。今日の日程ですが、9時に予算会議、10時には海軍大臣と陸軍大臣による今後の防衛についてがあり、そして12時から15時まで外交官たちによる、 　ワールイ...

青い空、青い海。 ハワイ、ワイキキピーチを思わせる素晴らしい浜辺に一人の女性が腰掛けていた。 彼女はガーデン用のチェアに足を組ながら腰かけており、その身なりはサングラスに水着。 ボンキュッボンの...

いつからこうなったかは知らないが、男は小さく虫のようになっていた。 男は誰もが小さい世界。 それが当たり前に存在する世界。 しかし余りにも離れた体格というものは望まぬ事故を引き起こすものであり、...

深海。 人類が未だかつて踏み入れたことのない、暗い暗い深海。 その深海に宝石のように輝く一人の少女が泳いでいた。 「よおし！　今日のごはんはクラーケンだ！　待てぇー！」 全長500メートルの...

「ママー！」 逃げ惑う二人の親子がいた。 母と娘は、しっかりと手を握り、背後から迫る怪物から逃げていた。 娘が転ぶ。 それを見て母は慌てて娘の元へ駆け戻り、娘を引き起こした。 母の手を取り安堵...

202X年の大みそか アラスカ山脈に突如現れた、UFOから人類は奇襲攻撃を受けた。 先進国G20の各国がUFOを排除する姿勢を見せていたが、科学力で勝るUFOには歯が立たなかった。 世界の軍はU...

「イータ！」 「ぎゃあああああああああ！！」 青空が広がる昼下がり、今日もお嬢様は不機嫌だった。 「また・・またあの女のところに行く気なんだ・・・」 「だから違うって。行かないって言ってるの...

宇宙西暦5118年 人類は宇宙に進出し、各地に宇宙コロニーを作り繁栄の限りを尽くしていた。 しかし数十年ほど前、x05と呼ばれる西銀河最大の宇宙コロニーのエンジンが故障し航行不能になる大事故が起...

宇宙XX地点より宇宙管理局に電文 （ワレ、フシンセン、ハッケンス、タダチニ、チョウサスルナリ） 30分後宇宙XX地点より新たな電文 （サッキノハ、マチガイ。セイメイ、ハンノウ、ツヨシ、サラ...

「では、東京から伊豆急下田までの乗車券とグリーン券になります。お確かめください。ありがとうごいましまた」 よっしゃー！ 俺は心の中で、小さくガッツポーズをする。 俺の手にある。この切符。 これ...