触手が俺の脳を、意識や自我、精神的な面までカラダと同じように作り変えた事を理解していた。 なのに冷静に受け入れ、そればかりかこの状態に喜びを感じているのもまた触手に依るものなのだろう。 そ...

俺の心は快感に融け、触手の欲望を俺の欲望と重ねていった。 つぎに「俺」は、食事として他の個体の精液を求めた。 が、目の前に対象はいない。 どうすべきかを考えていると人間のカラダが人間の...

触手が俺を変える。 いや、俺が触手そのものになっていくかのようだ。 気分が最高に上がってイク。 触手の快感が病みつきになってイク。 触手が求めるモノは俺が求めるモノ。 ……ああ...

不思議な雑貨屋から自宅に戻ったはいいが、なぜか肝心な部分が思い出せない。 しかし、渡されたアイテムだけはちゃんと持ち帰っている。 夢ではない。 隣りに住んでいる人のお陰でようやく色...

お隣りさんだった須崎さんに案内され雑貨店に入った。 棚には今昔も、洋の東西も問わない様々な商品が並んでいて見ているだけでも楽しめた。 が、とある商品を目にした俺は激しく動揺した。 ...

スランプの脱し方なんざ人ぞれぞれ違ってて当たり前。 そんなことは百も承知していながらいざ自分がそうなってみると、どうすれば脱する事ができるかがまるでイメージができない、分からない。 ポル...

エロサブスク四日目。 今夜はどんなスタッフがやって来るのかと待ちわびていたら、イケメンホスト風の男が現れた。 ただ、その男も凄く筋肉質で逞しいカラダを備えており、皮かぶりのドリチンながら...

クラゲ人間から人間に戻ってしばらく経った。 一緒に暮らす予定だった新しい家族は別の場所に引っ越してしまった。 千尋と同じ血の通った家族ではないにせよ寂しさを感じないと言えば嘘になる。 ...

謎めいた雑貨屋で手に入れたアイテムをいよいよ俺たちも使う事になった。 千尋のカラダの完全クラゲ化を防ぐため、これしか方法がなくなってしまったのも事実だった。 俺たち自身の体組織を『素...

なんとか千尋のためにと先端医療技術研究センターに入り込んだ俺は、八木が行っていたクラゲ細胞実験の真実を知った。 今までにも何人もの人間を実験素材にしていた事。 そして、クラゲ細胞を埋めこ...

寄生乗っ取りシーンを含んでいます。苦手な方はご注意ください！

淫体海月は斑に倣う 2 (いんたいくらげは　まだらにならう） ＊ 千尋のカラダを元通りにしてやりたい。 が、処置を行った八木が居ないとなると俺の手には余る。 俺よりもクラゲ細...

『続編＆スピンオフ祭り』第４弾！ こちらは『淫水海月は朧に浮かぶ』 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5344469 の続編となっておりま...

２裏切りのギリィ 　「お気づきになられましたか？　ゼラン将軍」 ガバッと体を起こし、周囲と自身の安全を確認する。 よし……、この部屋は築４０年のボロ部屋、もとい、寿礼荘のまま、...