「よ、ようやくたどり着いた…！」 魔王という存在があり、対して勇者が存在する。 人々は勇者が魔王を打ち負かし平和を享受する…。 というのが昔からある英雄譚の一つ。 そして、勇者が魔王...

「こんばんは～、おじさん♪」 「ああ、こんばんは。」 まだ20代の俺に向かっておじさんと呼んでくる少女に返答する。 彼女は日南山 亜麻香(ひなやま あまか)といい、歳離れた兄の娘らしい...

-- 「くそくそくそっ！！！！」 俺はしがない社会人。 上司どもが年末に全員出払って、その皺寄せを受ける立場ってことだ。 現に今もその皺寄せによる対応に追われている…。 今日は大晦...

「やっほ～、お兄さん♪」 「やあ、クロエちゃん。」 快活な笑みを浮かべて、褐色〇〇の美少女が俺の家に上がってくる。 彼女はクロエ・フォン・アインツベルンといい、いいとこの小学生らしい。...

-- 【〇〇〇〇バトルシミュレータのご購入ありがとうございます】 【このゲームは昨今急増している〇〇〇〇に対する対応策となります】 【このゲームを通じて〇〇〇〇に動じない立派な大人となりま...

「…よし！」 とある闘技場の控室で気合を入れる一人の男。 彼は街の主要観光である闘技場で戦う闘士。 念願かなってデビュー戦に挑むことになったのだ。 しかも、才能を見出された特別闘技場...

「くそっ、ここから出せ！」 「いやあ～、そうもいかないんだよね～。」 とある地下室で拘束された男が女に食らいついていた。 しかし、男の要求は女に簡単に却下される。 これだけで、この状...

-- 「できたよ～！」 「おお、それがガーディアンエンジェルズを倒す秘策か！」 街に蔓延る悪を退治する変身ヒーロー達。 女性だけで構成され、ガーディアンエンジェルズと呼ばれている。 ...

-- 「ようこそ、ミカリアへ！」 「ミカリアの街は聖なる街。 一日の始まりは女神に祈りをささげることから始まるのですよ。」 「なるほど…。」 白亜の街並みで人々が行き来している。 ...

-- 「魔王…！ 覚悟しろ！」 「おお、よく来たのう。 まあ、ゆっくりくつろぐがよい。」 鬼気迫る表情で魔王と呼んだ爆乳〇〇に迫る人間。 彼は世界の危機に立ちあがった選ばれた人間であ...

「…よし！」 日が沈むころにペンを走らせる音が止まった。 それと同時に少年が成果を確信する声が出る。 彼は自宅近くの小学校に通ういわゆる天才少年。 今日も数段上の問題集に手を出し、そ...

とある世界のとある村々。 村々を治める長として村長を決定しているがその村長は 村々を搾取することを考える悪人だった。 逃げることも許されず働けども困窮している村人達…。 しかし、そんな村...

-- 「ふんふ～ん♪」 「…。」 「…。」 （ふふっ♡ 見てる見てる♡） 私は愛沢 綺良々！ 〇〇小学校に通っている現役女子小学生！ そんな、私の趣味は…♡ きわど～い、うっ...

-- 『みんな～！ 今日も楽しかったかな～！？』 『楽しかった～！！！！』 とある一軒家。 そこでは〇〇向けの教育番組が放送されていた。 アイドルと園児が画面の向こうに手を振ってい...

「これでトドメを…！」 「ま、待ってくれ！」 激しい戦いの痕跡を生み出し続けている部屋。 痕跡を生み出す行為にも終わりが近づいてきていた。 勇者と魔王の激戦は勇者に軍配が上がったのだ...

「はぁ～っ…。」 大きなため息をついた男。 彼は一般的なサラリーマンであり、今日もへとへとになるまで働いた。 しかし、自分の生活が好転することもない。 それだからこそ、大きなため息を...

「勇者様、私たちの宿屋のご利用ありがとうございます！」 「ええ、まあ。」 日夜、魔王の影におびえる世界。 そこに神の祝福を受け生まれた勇者がいる。 成人の儀を終えると国王より武具を賜...

「なるほど…。わたくし達の学校に問題があると。」 「はい。 ですので、それらの調査を行いたく…。」 俺は第三者委員会に基いて派遣されている。 目の前にいる学園長兼生徒である"葵 恵羽"...

-- 「いらっしゃいませ～！」 「レベル制風俗店、ヘブンへようこそ～！」 「当店はお客様のレベルを計測し、」 「それを元にコース分けさせて頂いております！」 「お客様のレベルは…ふんふ...

「ねえ、稼ぎ場知ってる？」 「知ってるも何も有名だろ、あの岬の洞窟。」 酒場で男女が向かい合って盛り上がっている。 話の話題は岬の洞窟だ。 この世界では経験値というものが可視化されて...