風音がうるさい河川敷。 　ネズミムギに隠された暗闇の中で、一人の少女があられもない姿で寝転がっていた。 「ふんふ～ん♪」 　彼女の名前は高森芽衣。 　関東退魔師連の若き実力者で、...

「ふあぁぁ～……」 　現代日本に生きる河童の起床は遅い。 　のんびりと昼の１２時頃に目を覚まし、まずは朝イチのシャワー。河童特有の生臭さを現代石鹸の力で封殺。 　更に長髪をワックス...

「ん～……」 　ミカロの宿屋。マリーから借りた魔導書を首っ引きで記載された回復魔法を唱え続けて数時間。 　なんとかクリスとコウジはアフロを脱する事ができた。 「やっとこさ治ったねぇ...

「はぁ～、チンコいてぇ……」 　日が暮れるまでセックスし続けたコウジ。 　神特製の体を得ているが流石にヤリすぎたなと、反省しながらキッチンに立つ。 「あなた、本当に料理できるの？」...

「クリス、右だ！」 「オッケー、コウジ！」 　人同士の仲を簡単に深める方法は、同じ作業に付ける事だと先人は言う。 「『ルクシー　ダス　マイン　タウ』、宵闇短制止呪文≪ルリトゥ≫！」...

浴室への扉が開き、湯気に包まれた室内に一組の男女が入っていく。 　 「んっふ……っ　ふぅぅ……っ♡」 　女、マリーは〇〇状態で瞳が虚ろなまま、胸を揉みしだかれながら部屋の中心へと歩いていく。 ...

「あれは……、なんだろう？」 　その日、異世界の星にあるユーグラント大陸。その中央部にある小国タクトスのさらに辺境にある農村ノーマ。 　一人の少女が、空から降ってくる光を見た。 　光は村の向...

その時俺は何をしていたのだろう。 　彼は自問自答をするものの、はっきりとした答は出てこない。 　ただ、この真っ白なだけの空間にいるような理由はなかったと思う。 「……か。 ……こえますか…...

「それじゃあ、行ってきます……！」 　その日、一人の少女は旅に出た。 　己の身に受けた使命と向き合い、故郷の人らに送り出されて不安と興奮を胸に、確かな一歩を踏み出していた。 　少女の名前はク...

「ほらどうしたの？　一人だけ遅れているわよ！」 「すん、ません……！」 　桐華から飛び出る怒号。力なく返す大智の謝罪。 　今の彼女達はしっかりと自我を取り戻し、いつも通りに彼への扱いが酷かった...

「ふぅ……！　いやぁ、まさかここまで森さ、いや美乃里が乱れるとは……。やっぱスケベの素質があったってことか。昔にAV見たっつってたしな」 　どろどろに汚れた陰茎を抜き、つぶれたカエルの様に寝そ...

薄手の毛布に包まれて眠る二人の女性の胸に、男の手が沈み込んでいく。 「ん、ふぁ……っ！」 「にゅっ　……ぁ、ぁぁっ」 　彼の指が彼女等の命の奥をくすぐる度、彼女等の口から声が漏れる。苦悶か、...