田中ユタカ (田中ユタカ)
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私家版『愛人[AI-REN]』#1 春の日に、君と帰る
価格
5,370円(送料込・税込)
商品について
あいやイクルを生き続けさせてくれてありがとうございます。
愛してくれてありがとうございます。
この本は、長年『愛人[AI-REN]』を愛してくれている読者のために作りました。
アニメにもドラマにも映画にもなったことがない20年前の漫画です。紙の書籍は10年前から再販されてはいません。
それでも、現在も読者の中で生命を得て生き続けています。
この作品は「なんとなく知っている」ではなく「特別に大切」という読者しかいません。
『愛人[AI-REN]』の紙書籍は、現在は版元にも作者にも新刊では在庫はありません。市場に流通する中古本のみで、『愛人[AI-REN]』と名前の付く新刊はどこにも1冊も存在しない状態です。
だから、用意しました。
『愛人[AI-REN]』の新刊です。
☆
特別に好きな人のためのものなので、うんと凝った本にしました。
商業出版ではとても無理なぐらいの特別な一冊にしました。
我が家に保管されていた20年前の『愛人[AI-REN]』の紙原稿の封印を解きました。
大切に緩衝材の奥に収めされていた連載第1回分の封筒を開けました。
再会した生原稿は迫力でした。
若かったころの僕のペン跡だけでなく、
野心に燃えた担当編集者の熱、
創刊後まだ年数の浅かった雑誌の熱、
新連載に掛ける熱、
それらが一気にあふれ出してくるようでした。
すごい熱量でした。
この時の、この熱をこそ読者と共有するべきものだと考えました。
☆
非常識な本になりました。
本のサイズを通常のB5サイズではなくA4サイズにしました。
漫画原稿用紙はA4よりひと回り大きなB4サイズですが、タチキリなどを除けると絵が描かれている面積をほぼ実寸サイズで載せることが出来ます。
また、本来モノクロでのプリントを想定された紙原稿をフルカラーでプリントしました。
(紙原稿を一度グレースケールデータでスキャンして、それをフルカラーでプリントしました)
このことで、紙原稿の臨場感が再現されました。
つけペンとミリペンの黒の違い、
ベタのむら、
トーンが0.数ミリしたの原稿用紙に落とす影、
ホワイトの塊の盛り上がり、
可能な限り生原稿に近づけました。
(印刷所、がんばってくれました)
手に取ってこの臨場感を間近で体験して欲しいです。
☆
20年という人生において短くない時間、
あいやイクルたちを大切に愛し続けてくれて
本当にありがとうございます。
作者の僕はしあわせです。
あの当時の全身全霊の姿を、
今、長年の愛読者と一緒にもう一度手に取ることが出来ることを、
人生のよろこびとしたいと思います。
感謝をこめて。
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【概要】
・A4サイズ
・42ページ フルカラー
・フルカラーカバー
・ポストカード
・全冊直筆サイン入り
価格 5,370円
(会場頒布価格 5,000円+ レターパック370円)
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