雨の中、わたしは向かいました。きょうは久しぶりの撮影会。このところ憂鬱な天気が続いていたから、ぱっと憂さ晴らしをしたい。そんな心持ちでした。カメラマンさんから温かいココアを頂きながら少しだけ会話をして撮影が始まりました。日常のままの自然な感じでというリクエストに、衣装には着替えずそのままの格好で撮られる事になりました。今日は大胆なコスチュームを着てみたいと思って、下着はちょっと派手なの着けてきたのにな…
　ショパンのピアノが流れる中、しとしとと降り続く雨の景色を眺めながら、いつものように冷たいシャッター音が部屋に響きました。そういえば、和室での撮影って何年ぶりかしら…。ぼんやりと昔のことを思い返しながら、冷たい畳の上に正座しました。そのまま、スカートの裾を少したくし上げて膝が見えるくらいまで脚を露出すると、シャッター音が激しく鳴り響きました。脚を投げ出してのポーズは、まるでストッキングの指先や足の裏を舐められているかのようでくすぐったい感じです。パンストフェチなカメラマンさんの要求はいつも恥ずかしいんです。今度は膝を立てて体育座りのようなポーズです。フレアスカートだから中が見えちゃいそうで気が気でなりません。ストロボが焚かれて、スカートの中を何度も撮られたようでした。
　続いて、四つん這いにさせられました。両手を付いてお尻を高く上げるような恥ずかしいポーズ。この時、わたしは下腹部の辺りがじわりと疼くのを感じました。子宮から膣にかけて温かい液体が降りていくような感覚でした。カメラマンさんは畳の上に寝転ぶような体勢でシャッターを何度も切っています。
「ああ、濡れてきたね」
わたしにも、膣口の辺りが湿って行くのが分かりました。
「すごいな、今日は」
四つん這いのまま今度はスカートを少しづつ捲り上げるよう指示されました。窓際でそんな恥ずかしいポーズ出来ませんって言おうとしたのですけど体が言うことを聞きません。言われるがままに裾をめくり上げて、とうとうお尻が丸出しになりました。
(ああっ、わたしったら、なんて恥ずかしい格好なの…)
「パンスト伝線しちゃってるね」
新品の下ろしたてを穿いて来たつもりだったのに、まさかの伝線でした。穿き替えさせて下さいって言ったけど、きっぱり断られ撮影は続行されました。
　最後はいつものようにパンティの裏側、クロッチの撮影です。わたしにとっていちばん恥ずかしい瞬間です。四つん這いのままでパンティを下ろすよう指示されました。いつもよりずっと恥ずかしい格好でクロッチを晒してしまう事になりました。
「物凄いなこりゃ、クロッチ全体がヌルヌル。あそこの周りもトロトロだね」
四つん這いのまま、背後からそんな破廉恥な言葉を浴びせられながら何度も何度もシャッターが切られました。
「いつもどうやって慰めているの？見せてよ」
「いやっ」
「いいから、見せて」
そんな事、人の前でなんか出来ない。頭の中では制止しているのに、指が勝手にあそこに行ってしまって…気がつくと中指を挿入していました。
くちゅくちゅくちゅう…恥ずかしい音とシャッターの金属音が混じり合う中で撮影が続きました。
　やがて、わたしの足元に置かれたカメラがこちらに向けられたままで赤いランプが点滅していました。
「最後までちゃんとイクんだよ」
わたしの耳元でそう囁いて、カメラマンさんが部屋を出て行きました。カメラと一緒に部屋に残されたわたしは、そのままひとりで絶頂を迎えました。わたしの中から溢れた温かい蜜が冷たい畳に染み込んで行きました。

画像サイズ:4032×3024 jpeg 63枚(トリミングも含みます)
(Androidでのご鑑賞はZipファイルの解凍が必要です)