夏目縮小亭 (夏目なつめ)

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夏目縮小亭 (夏目なつめ)的投稿

夏目縮小亭 (夏目なつめ)的全部投稿「森の奥に花は開いて」「学割縮小インモラル」等,共有158件相关投稿

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森の奥に花は開いて

§  妖精の森には精気が横溢し、もうその充満を抑え切れないようだった。鬱蒼と茂る木々に育ち過ぎたキノコ、蠢く植物。分け入れば分け入るほどその生物相は不可思議に変わっていき、もはや羽虫のように異種...
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学割縮小インモラル

§  この部屋に昼はなく、夜もなく、ただ茫洋とした宵口だけが広がっていた。  俺は眠る。裸のまま、どこまでも続くシーツの海に埋もれるように。  いつまでもこうしていたい。泥のように眠る、この時...
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少女は女神の階段をのぼる(中編)

§  朝起きると、沙希の姿が見えなかった。    まさか、羞恥心に負けて雲隠れしちゃったんじゃ。 「沙希!? 沙希、どこに行ったの!?」  思わず母親を探す赤子のように叫ぶ僕。それから、ハッと...
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少女は女神の階段をのぼる(前編)

§  夏、公園、蝉しぐれ。  眺めていた入道雲が、不意に見えなくなった。 「だーれだっ♪」  小さな手に目を覆われて、けれど僕は慌てない。  こんなことをするイタズラ娘、ひとりしかいないもの...
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花園パンデモニウム(終)

俺の毎日に今日はなく、昨日はなく、明日はなく、ただただ繰り返される〇〇の変奏で埋めつくされていった。  壊れたら捨てられる。そんな恐怖ととてつもない巨体の肉感に襲われながら、これまでと同様俺はな...
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ムム、いやだもん!

§  悪くない提案だと思った。  独り身、趣味なし、気力なし。おまけに家に籠りきりだから、ペットでも飼えと言われたのだ。  確かに悪くはないと言った。元気が出る、可愛い奴がいいとも言った。  ...
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清艶カタストロフ

§  生徒らは、暗闇の中を這いまわる。僅かに湿っぽく、埃っぽく、華やかな香りと、うだるような蒸れの中を。  その空気は異様そのもの。或るものはうなだれ、或るものは涙を啜り、壁を叩いては出してくれ...
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hunny bunny scramble

§  こんなところ来るんじゃなかった。  最初に思ったのはそれだった。  高級感あるフロアに、煌めくシャンデリア、流れる音楽と、欲望のたぎる音。  カジノなんて場所、自分が来ることになるとは思わ...
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縮小カルテ

§  白衣の天使は、ふわふわしていた。 「今日から担当になります~♪」  沙織と呼んでくださいね~と言うナースは、声音と同じゆるい笑み、淡い髪色、甘い笑み、どこか相手に安心感を与える美人。亜麻...
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午後、縮小、巨大妻

「じゃあ行ってくるね」  おっとりとした美女が、ドアに手をかけ俺に言う。  午後2時15分、買い出しの時間だった。 「何か買ってくるものある?」 「ビール」 「まだ残ってるでしょ」 「ああ」 ...
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ドSショタと耽美な湯浴み(ショタ注意)

※ショタものです。男根描写があるのでご注意ください §  旅館の浴場に踏み入った時、思わず俺はギョッとした。  男湯に、少女と思しき姿があったからだ。  長めのショートカットではあるが、覗く...
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僕と百合と恋敵

物事は変わる。スイッチ一つで、一気に。  眠気はコーヒー一杯で吹き飛び、日常には時折魔が宿る。  一蹴りで。 「あ」 「ぎゃっ!?」  朝の通勤列車、車内へ乗り込む無数の少女たち。そのうち一人に...
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はいからしゅりんく

§  ブーツにリボン、袴は葡萄色。当世風の娘に僕は売られた。  ガス灯並び、まだラジオは珍しい時分。  まだまだ男の肩身は狭いのだ。  文字通り。  物理的に。  だから今日。  僕は、彼女の...
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たびさきしゅりんく

§  沛然たる驟雨、車軸を流すような大雨に湯煙も鈍く湿りだした。けぶる温泉街、弾ける女性らの悲鳴にはしゃぎ声。慌てて屋台を引く者や、傘もなく走り惑う者、今日も街は女人の声で〇しい。  そこを一...
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花園パンデモニウム(中)

§  異世界だった。  100倍娘たちの園、巨人種ひしめく本当の世界は魔境だったのだ。残酷なまでに巨大な美少女たちが、超越的なスケールで俺の上を行ったり来たり。注意しなければ気づいてさえもらえな...
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花園パンデモニウム(前編)

§  とんでもないお鉢が回ってきた。    豪邸の相続人に選ばれたのだ。  曰く、母の姉の義父の外国の……、とにかくほとんど無縁な誰かの邸宅らしい。海外出身で会ったことすらない御仁には感謝の念に...
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凛とした様は氷に似て

§  潜んで忍んで漁って逃げて、僕は糧を頂戴する。生きる道はそれしか知らない。僕は今日もコソ泥だ。  或いはそれも、小男の生きる宿命というもの。若い娘ならいざ知らず、ただ小さいだけの小人男子を飼...
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ギュッとすやすや朝潮さん

潮目が変わったのはいつだったか。  押し流されて、呑み込まれて。  気づいた時には、もう後戻りも出来ない荒波の中へと連れ去られていた。  結局私は荒潮のオモチャ、それも、手の上で踊らせるタイプの...
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おしえておしえて!

§  最近痛感したことがある。 「次は算数な」  物を教えるというのは楽じゃない。 「鶴と亀が30匹いた時に足の本数が84本……こら、聞きなさい!」  ことにそれが、聞く気のない生徒ならなおさら...
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遠きにありて甘いもの

§  街は少女と共にあった。  もちろん、初めにあったのは街ではあったものの。  だから、彼女と会うのに苦労はない。 《これはそっちに置けばいいんですか? え? あっち?》  美少女が、土いじ...
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