記録舎 貮號分室 (道民の人)

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記録舎 貮號分室 (道民の人)の投稿

記録舎 貮號分室 (道民の人)の投稿一覧です。「「人生最後の日」の話」「廃校の住人だった頃の話」など、71件の記事が投稿されています。

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「人生最後の日」の話

「人生最後の日」の話

誤解を恐れずに書くと、今日2021年7月19日は、私の人生の「最後の日」になるはずだった一日である。 これは、小学生時代のある日に始まる底が無くなった自分の話だ。 ーーーーーー ...
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廃校の住人だった頃の話

廃校の住人だった頃の話

 今となってはずいぶん遠い過去になってしまった話。  私にとっては、最良の日々を生きた頃の話である。  私は昔、廃校に住んでいたことがある。  まあ待て、そういう意味ではない。「家がないので、...
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近代建築巡礼③ 旧山勇商店 ―今日は しいひな祭り

近代建築巡礼③ 旧山勇商店 ―今日は しいひな祭り

 青森県の南東部から岩手県の北東部にかけて、「一戸(いちのへ)」「八戸(はちのへ)」といったような、数字に「戸」が付く地名が多いことは知っている方も多いと思う。  昔、この地域を分けた時、「~地...
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茶房 淳 ー四国、路地裏のタイムトリップ

茶房 淳 ー四国、路地裏のタイムトリップ

 唐突だが  「日本で一番喫茶店が多い都道府県はどこか?」  と訊かれた時、皆様はどこと答えるだろう。  おそらく大多数の人は、愛知県、京都府、大阪府、東京都あたりを答えるのではないだろうか。...
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廃墟を巡る話⑥「旧北辰中学校」 ー365日後に

廃墟を巡る話⑥「旧北辰中学校」 ー365日後に

 北海道は道北、日本海側に面した街、羽幌はぼろ 町。  この町の山奥には、かつて人口1万人以上を誇った一大炭鉱街があった。羽幌本坑、築別、上羽幌など、いくつかの炭砿をまとめてそれらは「羽幌炭砿」...
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廃墟を巡る話⑤「上北鉱山」 ―神風と呼ばれて

廃墟を巡る話⑤「上北鉱山」 ―神風と呼ばれて

 かつて東北地方には至る所に金属鉱山が存在していた。  特に岩手県、秋田県、青森県にかけての一帯には、金、銀、銅、鉄、硫黄、マンガン、石灰などの優良資源が数多く埋蔵されており、日本書紀などの古い...
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廃墟を巡る話④「斜陽廃線」 ー旧国鉄白糠線 上茶路駅

廃墟を巡る話④「斜陽廃線」 ー旧国鉄白糠線 上茶路駅

 かつて北海道には編み目のように鉄道が延びていた。  今でこそ鉄道は、JR貨物と、工・鉱業向けのものを除いて、ほぼ旅客向けの営業を主体にしているが、もともとは資源や荷物の輸送路としての性格も強く...
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廃墟を巡る話③「緊縮醫院」 ー辺境の命脈

廃墟を巡る話③「緊縮醫院」 ー辺境の命脈

 fantia開設して数か月がたちましたが、ついにド本命の廃醫院更新です。しかも今回は(おそらく)新規物件なので、よろしくお願いいたします。 ・・・・・・  中国山地には廃醫院が非常に多...
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廃墟を巡る話②「神話の国の廃神社」

廃墟を巡る話②「神話の国の廃神社」

 中国山地のある山沿いの道を走っていた時のこと、カーナビの示す道から少しそれた脇道を通っていると、古ぼけた堂宇を見つけた。  車を降りてよく見てみると、どうやら古い神社らしい。神社に隣合う土...
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廃墟を巡る話①「巨幹残影」 ―四国山地、崖っぷちの廃旅館

廃墟を巡る話①「巨幹残影」 ―四国山地、崖っぷちの廃旅館

(地名及び氏名は仮名とし、一部写真を加工しております)  四国山地の山は険しい。  四国の山は、海と山の間にあるはずの平野もわずかに、すぐさま剃り立つようにして存在する。そして、いったん山に...
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近代建築巡礼② 愛媛県庁本館

近代建築巡礼② 愛媛県庁本館

 学校や官公庁の建物は、地域の顔となり、シンボルになりうる建築物だ。まして、それが古い時代、明治~昭和初期であればなおのこと。  日本各地に今も残る近代建築の中には、これらの古い時代に建てられた...
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都会の早い春 ー桜について思うこと

都会の早い春 ー桜について思うこと

―何十万という人々が、狭い土地に寄り集まって、その土地を酷いものにしようとどんなに骨を折ってみても、その土地に何ひとつ育たぬようにどんな石を敷き詰めてみても、芽をふく草をどんなに摘み取ってみても...
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業の深い話 第二話「篝火」

業の深い話 第二話「篝火」

※今回掲載した写真は実際の場所とは全く別の場所にて撮影したものです。あくまでイメージとして掲載しております。  先月から始めた、日本各地で聞き取った証言や昔話を半有料で「離す」という「業の深い...
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近代建築巡礼① 下高瀬簡易郵便局

近代建築巡礼① 下高瀬簡易郵便局

 香川県の西部、三豊市の田園地帯を流れる高瀬川。その左岸部の一集落、下高瀬(しもたかせ)は、いかにも四国香川県の郊外らしい狭い路地と、木造の民家が建ち並んでいる土地だ。  その路地の奥に、突如と...
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キタキツネの話

キタキツネの話

 ※普段、かたっ苦しい内容や業が深い内容ばかりなので、今回は息抜き回です。本当にキタキツネの話しかしません。  北海道に住んでいると、キタキツネという存在をかなり身近に感じる。  旅人や観光...
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業の深い話 第一話「川」

業の深い話 第一話「川」

※今回掲載した写真は実際の場所とは全く別の場所にて撮影したものです。あくまでイメージとして掲載しております。  「人は本質的に弱い存在だ」とよく思っている。  それは肉体の強弱というよりも、...
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廃人の証明 ーぼくのドローン

廃人の証明 ーぼくのドローン

母さん、僕のあのドローン、どうしたでせうね? ええ、夏、会津から日光へゆくみちで 谷底へ落としたあのPhantom4ですよ 母さん、あれは好きな機材でしたよ 僕はあの時、ずいぶんくやしかった ...
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どこにも行かないお正月 -旅をしない自分について

どこにも行かないお正月 -旅をしない自分について

 新年明けましておめでとうございます。  旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願いいたします。  …と、堅苦しい挨拶はおいといて  2020年は本当に本...
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金田屋リヒトミューレ ―花街の残り香 木更津・後編

金田屋リヒトミューレ ―花街の残り香 木更津・後編

 前回の更新は千葉県木更津市に残る旧銭湯「人参湯」さんをとりあげたが、今回は木更津の近代建築として、もう1つの個人的な目玉「金田屋リヒトミューレ」さん(旧金田屋洋品店)をメインに紹介する。  ...
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旧人参湯 ―花街の残り香 木更津・前編

旧人参湯 ―花街の残り香 木更津・前編

 千葉県木更津市は東京湾に面した穏やかな土地だ。  古くから江戸前の海運の街として栄え、昔は遊郭があったほどだった。現在も、古い商店街や町並み、家屋が多い裏通りを中心に往年の雰囲気の残り香が強い...
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