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小説【魔法少女と所要変身時間との関連性】
価格
300円(税込)
商品について
【魔法少女と所要変身時間との関連性】
※12150文字程度(25頁)の掌編小説です。
私、【水鏡 理世】は、何の取り柄もない平凡な〇〇〇〇〇でした。その筈だと信じていました。
あの日、大きな銀毛の猫さんと出会うまでは、確かにそうだったのです。
「そっかー。じゃあ、魔法少女に成ってくれるかな? にゃははははー♪」
猫さんは、突然ありえない提案をしてきまして、愉快そうに笑い出しました。だから、私は……。
「にょぇ? 魔法少女!? へぇ? 何それ……おおぉ、お断りします! って……私、何で猫さんと普通にお話しちゃっているの?」
私は、激しく動揺をしてしまって、変な声を出しつつも何とか断って、深々と頭を下げました。
……だって、云っている意味がさっぱり分からなかったし、相手が猫さんだったしで、大混乱だったのです。
そうしましたら普通は、物語これで終わってしまうよね? そう思ったのだけど。また、違ったのです。
「うん。じゃーぁ、決まりだね。魔法少女に成ってくれて有難う! にゃははははー♪」
猫さん、本当に嬉しそうに云ってから、また笑い出しました。それはもう高らかに。
……えっと、あれ? 私、さっき断ったよねぇ? 猫さんには、日本語がちゃんと伝わらないのかな?
そんなこんなで私は、登校途中に突然、魔法少女に成ることが決まりました。決まってしまいました。
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