「消えな」 　真皇おばちゃんがつぶやくと百足の魔物が爆発し吹き飛ぶ。 「生き残ったのは一人か……」 　血の海に沈む女性が一人。 　ヒューヒューと微かに呼吸音が聞こえる。 　...

「っ……カーズ……」 「あらららお久しぶりねぇ真皇ちゃん」 「あらっ何処へ行くの」 「遊ぶんでしょ」 「暇じゃないのよ没落エルフと違ってね」 「まっなんてひどい事」 　褐色の美少...

「はっただの人間が‼ほざくなだしぃ‼」 　ダークエルフが大地を蹴り真皇おばちゃんに突撃してくる。 「覇者になりたいんならさっさと戦争を終わらせなさいですわぁ‼」 　ハイエルフが...

太陽が近距離にあるような強い光。 　目を閉じても瞼を突き刺す。 　薄く開けた瞳からぼんやりと見える母と真皇おばちゃんの力比べ。 　おばちゃんが母ちゃんの右手を引き背中に手を置き腰を旋回させ...

空から爆発が起き光の波動が王都を激震させる。 　光の発生場所に目を向けると母ちゃんとおばちゃんが四つに組み力と力を衝突させている。 「坊‼　逃げろぉぉぉ‼」 　母ちゃんが絶叫し俺に...

（仕方ない起きるか……） 　ゆっくり目を開けると母ちゃんの顔が目の前にある。 　化粧っけのない、外仕事なのに色白で染みひとつない肌。 　目はパッチリと大きくて、筋の通った鼻、並びのいい...

走る俺の後ろに4人シスターが付いてくる。 　シスタージュネとシスターシャルがいる。 　後ろから強烈な光が発生し黒霧を晴らす。 　浄化の光？ 「鐘太ちゃんこっちよ‼」 　シスター...

マザーが外を見に行ってから数分が立つ。 　シスター達が緊張から息が荒くなる。 「何か聞こえない？」 　ジュネママが耳に神経を集中させながら言う。 「……聞こえる……獣が唸る声...

シスター達がネモヒラの店で購入した替えの衣服に着替え。 　顔を見合わせコクリと頷く。 「さぁ行くわよ‼　みんな‼」 「鐘太ちゃんを生きて鐘子さんの元へ連れて行くわよ」 　マザーア...

「あっ♥あっ♥あっ♥あっ♥」 「ぐすぐす……」 「しくしく……」 　喜びの声をあげる聖母と嫉妬から泣きじゃくる聖母。 　俺と体を重ねたシスターは皆俺を実の息子と思うのか取られたくない...

召し上がれと言わんばかりに熟女の豊乳が俺の目の前にご馳走のように並んでいる。 　私から私からと俺に食われるのを競っている。 　俺は順に乳房を掴み乳首を咥えて吸う。 　あん♥あん♥と聖母たち...

マザーが何度も俺の顔にキスを繰り返す。 　俺はされるがまま目を閉じてる。 　性器は繋がったままでマザーは離そうとしない。 「ずっとこのままでいいのに……」 　とマザーがキスの合間...

マザーが腰を上げ下げし肉棒を抽挿させる。 「あぁ……いいわぁ……」 　リズミカルに白い巨尻を振り筋肉質の戦士の肉体が揺れる。 　俺は視線を上げてマザーの上半身に移す。 　パツンと...

馬車の木製部分を分解し火にくべる。 　橙の炎はバチバチと破裂音を鳴らし火の粉を飛ばす。 　焚火を中心にシスター十人が円形に座り、沈痛な面持ちで揺れる炎を見つめる。 　マザーから状況の説明を...

「これは、暗黒鐘樹の枝……？」 　馬車の木製の部分で作った松明をシスター５人で持ち建物の中を探索する。 　火を守るためにに残った５人は、はるか後方に居るが燃え上がる炎は視認できる。 　...

「みんな早く馬車から出なさい!!」 　屋根が燃え馬車を全体を覆い始める。 　マザーの声にシスター達が馬車から脱出する。 　煤の付いたローブとベールを手で払い、せき込みながら負傷者を介抱...

「鐘太ちゃん⁉」 　背中の翼がいつの間にか消えている。 　重力に引っ張られ御者台に足を着地させるとゴブリンたちの視線が俺に釘付けになる。 　生まれた隙を僧兵のマザーは見逃さない。 ...

「瞬間移動⁉」 「エルフの森、箱舟と似てるんじゃ」 「坊がお菓子を買いにコンビニに行くとするじゃろ？」 「家からコンビニまで歩く」 「家からコンビニまで歩いた時間があるじゃろ？」 「そ...

「ゴブリンども、どこに向かってるんだしぃ？」 「どう見てもこの馬車ですわね」 「けらけら、人間と勘違いしてるだしぃ」 「後方に天鳥教徒あとりきょうとがいますからね」 　俺は背筋を伸ば...

「あの……母君……？」 「んちゅんちゅ♥」 「もう母ちゃんキスすんなよ」 「わはは!!　反抗期が終わらんなぁ」 「反抗期が終わったってキスさせないし」 「んちゅんちゅ♥♥♥　わはは!!...