夏目縮小亭 (夏目なつめ)

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夏目縮小亭 (夏目なつめ)的投稿

夏目縮小亭 (夏目なつめ)的全部投稿「蜂蜜漬けと薬草酒(2)」「濃紺と蹂躙の白銀比」等,共有158件相关投稿

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蜂蜜漬けと薬草酒(2)

 §  薄明(はくめい)の頃、シーツをまとった影が動く。  バイオリンのような曲線が揺れ、身をよじり、吐息をつくと。 『ん、んん…………』  ゆっくりと、深海色の瞳が開いた。...
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濃紺と蹂躙の白銀比

 §  曇天と砂浜と海、三者の境に少女が一人立ち、他に何もない。打ち寄せる深藍は広漠として、空にも地にも果てがない。齢12の少女が一人、銀髪を風になびかせるだけの風景。見渡す限りの白と紺青の間...
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次はキミが、ドキドキする番(番外編)

※番外編的な短文です。過度な期待はせず今月分のおまけとしてお楽しみください 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  §  重たい本を下ろし、細く、長く息を吐く。課題は終わった。多分、出来は悪くない...
7

サッフォーの右の手の上で

 §  中庭の大イチョウの下で時間を潰していた折、紗耶香(さやか)と詩葉(うたは)は俺に気付いたのだった。  ゴールデンウィーク明けのキャンパス、人もまばらになった頃合いで、二人...
27

フォルテピアノな大文字のM

 §  何事も儘ならないものであり、右に進めば穴があり、左に曲がれば雨に降られる。それも一興と思えれば良いものの、もう少し良ければというところで運命の女神は半歩引く。大きなファウルよりゴロの方...
18

【無料再掲】はいからしゅりんく

§  ブーツにリボン、袴は葡萄色。当世風の娘に僕は売られた。  ガス灯並び、まだラジオは珍しい時分。 まだまだ男の肩身は狭いのだ。  文字通り。  物理的に。  だから今日。...
12

【無料再掲】サイズフェチ百景 1/1000サイズ×unaware

§  空漠たる空間を前に、俺は途方に暮れていた。  無限に続く平面に立ち、あたりにはなにもない。  どこだここは。 「ドッキリか? 連れ去り? いや、でも……」  サークル...
16

取り立て屋と占星術師と(クリスマス作品)

§  家賃の取り立ては、気分が良いものではないけれど、仕事とあらば仕方ない。気分が良くないからこそ、しがらみのない旅人に頼むのだ。  でも、私だって人間関係と無縁なわけではない。むし...
4

麗しき小世界

 §  謙虚さが美徳であると、ニシアスはおぼろげながら理解していた。元より物怖じするたちであり、彼がその地位に驕ることはなく、むしろ過分な待遇に恐縮してしまう。それがニシアスだった。  ...
24

終わりの千秒、二万の色欲(リクエスト作品)

 §  空中大陸の浮かぶ風景は、今日も粛々と奇景を映し出していた。  雲海は棚引き、島々が空に浮かぶ。ゆっくりと自転する表面、おおどかに流れる純白の雲。海は見えない。惑星は今日も静かに回...
13

睦む女神と無意識の果て

(過去作「サイズフェチ百景 1/1000サイズ×unaware」の続編です)  § ──あともうちょっとだから。 ──ほら、頑張れ頑張れ♪  囃し立てる声が、世界の向こうから聞こえて...
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雪ノ下雪乃のサイズ差逆奉仕

 §  雪ノ下雪乃にとって、不愉快なことは多かれど、雑草処理は極め付きだった。 「……それで、なんで私があなた達の相手をしないといけないのかしら」  雑草といっても悪性の雑草で、人の手...
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体操服、柔軟剤と花の蜜

体操服、柔軟剤と花の蜜

 §  荷が勝ちすぎる。  力不足だ。  なぜ自分がと思わずにはいられなかった。確かに自分だってトッププレイヤーだ。でも、たかが高校生相手だとしても、やはり自分には手に負えない...
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砂糖漬けの縮小量化子

(上位プラン向けの先行公開作品です。しばらくしたら一般公開します)
7

サッフォーの左の手の上で

 §  久々の外は、やはり巨人達の世界だった。あの部屋の外部にも同じ世界が広がっている。恐ろしい事実だったが、覚悟はとっくに出来ていた。というより、させられていた。今俺を困らせるのは、その...
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壊れるようにできていた

壊れるようにできていた

 §  綻ぶことは運命で、僕らもそうできていた。結び直せばいいと知るために、僕らは今一つ足りない。切れることがなければ結ぶこともない。そう思っていたらしい。  それほどまでに、僕とユナち...
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リンカのクエストの裏側で

 §  城門に入った時、守衛は一人を見とがめた。ローブを目深にかぶった、不審な冒険者だった。 「そこ、止まって」 「……私のこと?」  女性であることに面食らいつつ、フードを上げ...
7

小雪くんのなだらかな事情

§ 五月の朝はうららかで、淡いラムネ色の空をしていた。何か新しく始まるような、始めたくなるような、珍しくボクをポジティブにしてくれる気配だった。 始めたいと思う。始まればいいなとも思う。どうす...
11

海色の中の知らない場所

§  退化も進化の一種と言えるらしく、最近、使うべきかどうか議論になっているらしい。  純粋に学問的な問題というだけじゃない。  ……多分。 「……来ないな」  人を待ちな...
28

いちごミルクの甘いところ(先行公開)

 §  大学に入ってできた恋人は、不思議なことを言う人だった。  幼馴染として、慣れっこではあったが。 「たっくんは小さい動物と大きい動物、どっちが好き?」  ふわふわと囁く、ミルク...
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